第3回研究集会につきましては、盛況のうちに終了いたしました。
今後の予定
- 第5回大会
- 日時: 2016年7月9日~10日
- 場所: 立命館大学
第3回研究集会
第3回研究集会は、下記の通り開催いたします。
内容や詳細については、予告なく変更することがございます。
- テーマ: 現代社会における聖地とツーリズムの動態―比較の視点から―
- 日程: 2016年 2月 20日(土) 14:00~
- 場所: 法政大学 市ヶ谷キャンパス・市ヶ谷田町校舎
最寄り駅: 市ヶ谷駅・飯田橋駅 - 参加費: 無料
- 参加申込: 必要 締切:2016年2月19日(金)
申込はこちらからお願いいたします。(別ウィンドウで開きます) - 懇親会: 4,000円 締切:2016年2月5日(金)
上記より、申込をお願いいたします。 - タイムスケジュール:
14:00~14:10 開会あいさつ
14:15~14:45 第一報告 山中弘
14:45~15:15 第二報告 門田岳久
15:15~15:45 第三報告 別所裕介
15:45~16:15 第四報告 二ツ山達朗
16:15~16:25 休憩
16:25~17:05 質疑応答(コーディネーターからのコメントを含む)
17:05 閉会挨拶
17:30~ 懇親会
内容(2015/12/02:発表者が変更いたしました)
- 筑波大学人文系 山中弘
聖地とマーケット―「軽い宗教」とツーリズム―
イギリスの人類学者イアン・リーダーは、聖地巡礼の盛衰を考える場合に、マー ケットの問題が決定的な意味を持っていることを指摘した。この見解を手掛かりに、マクロな宗教社会学的な視点から、聖地巡礼とマーケッ トを媒介する「軽い宗教」の出現を考えてみようと思っている。
- 立教大学観光学部 門田岳久
公共聖地論―沖縄南部聖域における空間管理の技術と〈秩序〉生成をめぐって
”聖地としての雰囲気”の維持が多方面から求められている沖縄の聖地、斎場御嶽とその周辺においては、様々な技術が用いられて空間の管理が行われています。聖地としての〈秩序〉を生み出そうとするそれらの技術は、基本的に伝統的な信仰と観光地化との両立を目指すものではありますが、時にある種の排除を生 み出す空間統治術にもなり得ることがあります。発表では、「聖地の公共性」の生成/阻害を同時的に遂行する管理技術について分析します。
- 広島大学大学院国際協力研究科 別所裕介
巡礼―インフラ―電子網:現代チベットの聖地と辺境市場経済システムの連環
現代チベットでは、15年に及ぶ「西部大開発」(現在第二期)の継続により、巨大パワープラントと道路/鉄道網、および3Gのブロードバンド回線が高原全域を広くカバーしつつあります。発表では、こうしたインフラと電子ネットワークに支えられた辺境特有の市場経済システムが伝統的なチベット仏教の聖地の存立に直接的な影響を及ぼす中で、その場を訪れる巡礼者にどのような宗教経験の変容が生じているのかを、最新のフィールド調査の成果に基づいて検討してみたいと思います。
- 京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科 博士課程 二ツ山達朗
宗教グッズに描かれたイスラームの聖地イメージ-チュニジアの室内装飾具の 事例から-
ムスリムが日常的に使用する空間にはイスラームを題材にした装飾具が飾られる ことが多いが、それらの装飾具には、マッカやカアバまたはマディーナといったイスラームの聖地が描かれることが多い。 本発表では、チュニジアで使用されている装飾具の事例から、これらのグッズによって示される聖地のイメージを考察したい。