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大会

第14回大会

  • 日 時:2025年7月5日(土)・6日(日)
  • 開 催:琉球大学
  • 場 所:琉球大学 千原(せんばる)キャンパス沖縄県中頭郡西原町字千原1
  • 主 催:観光学術学会
  • 開催内容
    7/5(土)終日 フォーラム/シンポジウム 学部学生ポスターセッション
    7/6(日)終日 研究発表 総会・授賞式
  • シンポジウム 「「自然」の観光人類学を目指して――海棲生物観光へのマルチスピーシーズ民族誌の試み」
    登壇者:小河久志(亜細亜大学)、鈴木佑記(国士舘大学)、福井栄二郎(島根大学)
    コメンテーター:土井清美(二松学舎大学)、越智郁乃(東北大学)
    コーディネーター:市野澤潤平(宮城学院女子大学)、森本泉(明治学院大学)
    【開催趣旨】
     観光開発の進展による環境破壊は、20世紀後半から深刻な問題であり続けてきている。現代を、人間が地球規模の環境変化をもたらす「人新世」であるとみなす考え方があるが、そのひとつの要因に、観光があるのは間違いが無い。なかでも自然観光は、貴重で希少な原生自然に高い価値を置きながら、そこに狙いをつけるようにして観光利用をすることで、結果として破壊的な影響をもたらすという、大きな問題と矛盾を抱えた活動である。
     これまで観光人類学では、自然観光については主に、エコツーリズムやコミュニティ・ベースド・ツーリズムなどの人間の活動に焦点を当てた調査研究が行われてきた。対して本シンポジウムでは、近年の人類学において注目されている、「非-人間」の存在を考察対象に含む「マルチスピーシーズ」の考え方を取り入れることで、人間が自然を一方的に利用する「人間/自然」の関係図式を相対化するような、自然観光に対する観光人類学の新たな展開を拓くことを目指す。
  • フォーラム 「首里城焼失後の周辺まちづくりの現在地」
    コーディネーター:越智正樹(琉球大学)
     2019年10月末に首里城が焼失して以降、様々な議論を経て2022年9月に「首里杜まちづくり推進協議会」が設立された。これは県、市、地域団体が共に事務局となって、周辺地域のまちづくり事業を検討・推進するものである。これによって現在までに実現されたこと、一方で解決されないままにあることを確認し、2026年秋に予定されている首里城再建にいかにして臨むべきかを考える。

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